『フロントクッションアッパーボルト』
先の案内で22ページは『フロントフェンダー』としておりました。しかし本年末の現在まで管理人、十分なサンプル画像を集めることができず急遽課題をかえて『フロントクッションアッパーボルト』とさせて頂きました。
しかし最終64年式か63年後期に六角頭のボルトをフォーク内側から装着して外側に出る割ピン付きキャッスルナットを黒いラバーキャップで覆う方式になっています。
しかしこの変更についても最終パーツリストには図では示されず詳述も省かれてかなり不明確です。
ベンリイページのレイモンド・デービスとやり取りをして互いにたどり着いた結論(推論)を示します。
当方は六角頭を薄く加工しカラーを入れて外向きに出しゴムキャップも設けた新方式は以前のものよりコストがかかっていると思いました。
しかしレイ・デービスは『型押しで製造されたと思われる丸頭のクロームメッキボルトは工程もコストもだいぶかかったはず。』それより『挽き物のカラーやゴムキャップが必要になっても既製の規格ボルトの頭部を半分の高さに切削して割ピン穴を設け亜鉛メッキしただけの後期品は遥かに安価に製造できてトータルコスト減になったはず。』と言います。
言われてみて確かに新旧のボルトを見比べますと数倍の原価差があってもおかしくないように思われます。
ここで画像中に示しますように後期のボルトで無くなった段付き部を補いまたキャップ取付けのために10mmワッシャーを浮かせる目的で新設されたスペーサーカラーはその品番も正しい名称もわかりません。
なおパーツリストに記載のボルト番号CB927743B(90147-205-020)は後期の六角ボルトのもので図示のメッキ頭ボルトではありません。当方は思い込みで二度、都合4本も不要の六角ボルトを調達してしまいました。またメッキボルトにCB927743とCB927743Aがあります。この差異は頭部の厚さでしょうか?
ラバーキャップはリストに図示なく番号CB925134で記載のみあるフロントクッションアッパーボルトキャップと推定しましたがこの番号、名称で調達経験のあるメンバーさんはいらっしゃいましょうか?
記載中にお気づきの誤りや、部品番号の判明がありましたらどしどし連絡をください。
2013 12/31 K