『タコ取り出しシリンダーヘッド』
 '60年の中期、またまたPリストの記載によると010511番あたりから92ファンには最も馴染み深いタコ回転取り出し型のヘッド/ヘッドカバーとなります。これは以前取り上げたプラスチックタンクマーク受け入れのためのタンク側改造以上にかなりの金額の掛かった変更です。しかしこの際に車両販売価格の変更があったとの話も聞きません。当時のホンダの余力を感じさせます。後年の出版物で「オプションのYキットであった。」かのような記述を見ますがパーツリストの記載や残存車の装備実態から標準品としか思えません。もちろんレーシングユースのため旧仕様の車両にこのヘッド周りを購入換装した例は多いと思われます。
 以前ヘッドのみの画像を掲載したことが有りますが今回は諸兄の参考のため内部パーツも見ていただきます。左から右側への変更です。ちなみに中央の標準カバー付きヘッドは同形状のSTDのものです。
2004.11.22K


次回は『タンデムステップ


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